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新英語教育研究会神奈川支部HP

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★イニシャルゲームを楽しもう!

●イニシャルゲームとは?
・ ゲームの概略:紙とエンピツがあればできるゲームです。イニシャル(initial)は「頭文字」の意味。まず10項目を決めておき、ある1つのイニシャル(頭文字)で始まる語を各項目にあわせて1つずつ回答し、回答終了後、答え合わせをして、参加者のなかで皆が書かない語を書くと高得点が取れるというもの。
・ ゲームの魅力:
・頭を使う知的なゲーム
・紙とエンピツだけで楽しめるゲーム:いつでもどこでも人数さえそろえば簡単にでき、「お金を使って楽しむ遊び」(ディズニーランド/テレビゲーム)が主流の昨今、ぜひとも普及したい。
・年齢が違っても楽しめるゲーム:小学生でも「アニメのキャラクター(架空の人物)の名前」「怪獣の名前」「乗り物の名前」など、その子の得意な項目を設けると十分楽しめる。年配者は観ている映画が共通しており、古い映画の話で盛り上がったりする。
・お互いのことを知り、お互いを認めあえるゲーム:「他人の関心事を知る機会がないままですむ遊び」(テレビゲームなど)では得られない「話題の場」を提供してくれる。その場にいる年長者や同輩が持っている「あなたの知らない、その人の世界」を垣間見せてくれるのがこのイニシャルゲームだ。鳥で「ルリビタキ」を知っていたり、植物や動物にやたら詳しい人がいたりする。歴史上の人物などの項目で何を書くかでその人のセンスが垣間見える。小説名は知っていても、自分では読んでいなくて恥ずかしかったり…、ということもある。2008年の発見は21歳(女性)のRさんが歴史上の人物でフランスの哲学者の「ドゥルーズ」と書き、「今、エッセイーを読んでいるので…」と言ったこと。頼もしいな~と感じた。
面白いのは親類や親子同士だと無意識に同じものを書いてしまいがちということです。はずして書いたつもりが、一致してしまうことがしばしばあります。「し」がイニシャル、そして「動物」の項目で、「鹿」だと皆が書きそうなのでそれははずして「シマウマ」と書いて高得点を狙ったら3人書いていて、「鹿」の方が2人しか書いていなかったなんていうこともあります。
 また映画の題名だと「これは昔、だれだれと見に行った」と母や叔母は盛り上がったり、歌の出だしではみんなで口ずさんだりします。

(1)準備
・人数:2人以上ならできる。5~10人ぐらいが楽しい。
・ 準備するもの:無地の紙(B5、A4サイズ、広告の裏紙でも十分)
      筆記用具(エンピツなど)
・ 紙を折る/線を引く:10項目と合計点数を記入するので11列が必要なため、紙を折る場合は横にして12列作るとよい。
(2)項目を決める
・ 項目:項目は10項目。10人以下なら、それぞれが好きな項目を1つずつ挙げて決めていく(残りの項目は皆で相談。5人以下なら2項目ずつ挙げる)。
例) 1 2 3 ~ 10 合計
項目 映画 外国の地名 架空の人物 食べ物

・定番になっている項目:自然系列で「植物」「鳥」「虫」、人文系列で「日本の地名」、日常的なもので「おかし」「歌の題名」「学校名」「薬の名前」
・ ひとひねりした項目:「マンガの(主人公ではなく)サブキャラクター」など。
・工夫 ゲームをおもしろくするために…
・ 定番項目だけでなく参加者の得意分野をプラスする:その人しか分からないものだとしても「プロレスラー」「自動車の車種」「ポケモンのキャラクター」などを入れることで全員参加を目指す。
・ 「ある語を聞いて連想するもの」(みんなで評価しあって、コンセンサスの得られないものはダメ)という項目を設ける:
「光るもの」(太陽/はげ頭…)(私は「てかがみ」と書いて10点とったことがあります)
「赤いもの」(ポスト/夕焼け…)
「くさいもの」(おなら/にんにく…)など
「春」(チューリップ/花粉症…)、
「お正月」(お年玉/たこ揚げ…)など。

(4)その回の頭文字を決める
・ イニシャル(頭文字)の決め方:任意の文字を選ぶためには、新聞紙や本を用意して、ペンでパッと指してその指した字で決めるとよい。
・ 濁音と半濁音の扱い:選んだ文字が「へ」だったら、清音の「へ」、濁音「べ」、半濁音「ぺ」のどれでもよいと確認する必要がある。文字が「さ」なら清音の「さ」、濁音「ざ」の2通りが可能。

(5)ゲームの進行
・やり方:イニシャル(頭文字)が「て」に決まったら、「て」または濁音の「で」ということになり、その文字を頭文字(イニシャル)に持つ単語を1つだけ書いていきます。映画なら「天井桟敷の人々」、外国の地名なら「テヘラン」とか。

・ ゲームの時間:「始め」の合図で、制限時間制なら3分、5分のように時間を決め、終わったらペンを置く。ストップ制なら書き上げた人がストップをかける。2008年の新ルールは「ストップをかけてから3分」(姉があまりにも早くストップをかけたので、この新ルールが誕生しました)
・ ゲームの勝敗+高得点をとるには…:最後は合計点の多い人が勝ち。ということで、各自は他の人が書きそうではないことを書こうとします。たとえば「外国の地名」では「デンマーク」は2人書いていて5点だったけれど、テヘランは一人しか書いていなくて10点ということがありうるわけです。しかし「誤字」や「誰も知らない」と認めてもらえないので要注意。

・ゲームの進行:同じ項目で3回ぐらいやって飽きたら、別の項目でやります。2008年は3回やって別項目で3回やりました。

・ 記入例:各項目に1つだけ書きます。
1 2 3 4 ~ 10 合計点
項目 映画   外国の地名 架空の人物         歌の出だし 食べ物
て 天井桟敷の人々 テヘラン テンちゃん(うる星やつら) てんてんてんまり 天丼

・項目と回答例「す」「ず」の場合で
映画の題名 「スターウォーズ」 サブタイトルを限定して「スターウォーズ 帝国の逆襲」
外国の地名 国名で「スイス」 地名で「住吉」
小説・文学    小説で「スウェーデンの城」(サガン)
架空の人物 「スーパーマン」 アニメキャラで「スッパマン」(DRスランプ アラレちゃん)
歴史上の人物 日本史で「織田信長」「空海」 作曲家の「スメタナ」
タレントの名前 「スガシカオ」
魚の名前 「するめいか」
鳥の名前 「すずめ」
歌の歌い出し 「ずいずいずっころばし ごまみそずい」
食べ物 素材や一般名で「酢飯」 料理名で「スパゲッティナポリタン」

・採点:右座っている人に自分の答案を回して採点してもらうのですが、
自分の手元の解答を順に読み上げます。「では映画の題名で、、、天井桟敷の人々」と読み上げて、
同じ事を書いた人がいるかどうか確認します。

 1人しか書いていないなら10点。
 2人書いていたら、5点。
 3人書いていたら、3点。
 4人書いていたら、2点。
 5人書いていたら、1点。
 
 のようになります。


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